『変身サイボーグ記念館』 ブログ

このブログは、タカラの「変身サイボーグ」シリーズを中心に、12インチのアクションフィギュアを紹介する
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カテゴリ: 南仏&グルメ

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昨日まで「レーヌ・クロード」というジャムについて書いてきましたが、
今日は、もう1つの忘れられないジャムについて。


それは「リュバルブ」のジャム。

「リュバルブ(ルバーブ)」は、「西洋ふき」とも言われていて
酸味がキツく(ただし、とっても爽やかな酸っぱさ)、
ビタミン類や繊維が豊富な、一見、野菜のような植物です。


日本でいうところの「大黄(ダイオウ)」の一種で
フランスではかなりポピュラーで、夏から秋にかけて収穫されるそうです。


写真のように、根が赤く、
まさに見た目は、フキ、セロリ、ウド・・・

ただしヨーロッパでは、野菜ではなく、フルーツとして扱われているそうなので、
とっても不思議ですネ。


おもに「コンフィチュール(ジャム)」や「コンポート」を作ったり、
それを使って、「タルト」を焼いたり・・・
とにかく、いろんなデザートに登場する、万能な一品です。


ただし、スーパーなどで買って来て、そのまま食べると
やはり見たままに、渋い&不味いので、
ぜひ火を通すことをお勧めします。

熱を加えることにより、野菜から
甘酸っぱいフルーツへと劇的に変化するのが、摩訶不思議。


日本では「リュバルブ」の「コンフィチュール」そのものを食べたことはないのですが、
『キルフェボン』というお店ではタルトに、
またレストラン『ジョエル・ロビュション』でも
デザートやケーキ類に多用されているそうなので、
「レーヌ・クロード」に比べると、比較的、多く輸入されている食材なのかもしれません。

「リュバルブ」と「レーヌ・クロード」
この2種類のジャムは、私の思い入れの強い
とってもお薦めの逸品なので、
もし気になる方がいらっしゃれば、この機会にぜひ吟味してみて下さいネ。

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昨日は、「レーヌ・クロード」というジャムとの出会いについて書いたので、
今日は、その続きから。


このジャムの原料「レーヌ・クロード」は
黄緑色の「西洋スモモ」の一種なのだそうですが、
市場(いちば)に売っているその果実を買ってきて
そのまま食べても、みずみずしくて美味しいものでした。

一体、何なのだろう?と、気になって辞書で調べるときに、
「Reine」を「Raine」と間違えて
『アマガエルなの?』と一瞬、顔面蒼白!になりかけましたが、
すぐに大ボケに気付いて、一件落着。

もしかすると
”ジャムの女王様(Reine)”というくらいに、
美味しいってことなのかもしれませんネ?!


日本では、残念ながら、この「レーヌ・クロード・ジャム」には
お目にかかったことはありませんが、
最近の「コンフィチュール(=ジャム)・ブーム?」に乗じて
日本デビューを果たしてくれると、ファンとしては非常にありがたいです・・・


なお「レーヌ・クロード+他のフルーツ」という組み合わせなら、
昨日紹介した「コンフィチュール・エ・プロヴァンス」という
銀座のお店にもあるそうですヨ。

ということで、お気に入り「ジャム」のお話は、さらに明日に続きます。

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こんにちは!

今日は、久々に登場させていただきました~。
今回のテーマは 『ジャムマニア in France』 です。


ここ最近、世の中に「コンフィチュール(=ジャム)・ブーム」が
到来しているそうですネ。

『ウルルン滞在記』でもお馴染みになった
アルザス地方のクリスティーヌ・フェルベールさんや、
辻口博啓氏による「コンフィチュール・アッシュ」、
金沢のフランス料理屋さん「ぶどうの木」が銀座に出店した
「コンフィチュール・エ・プロヴァンス」などなど、
コンフィチュールが世間を席巻する勢いだとか・・・

そして私は、そんな状況を見つめながら
とうとう日本でもジャムが認知されはじめたことが、嬉しくてたまりません。

このブームが一過性でなければ良いのですが・・・。


そもそも私が、ジャムへのこだわりに目覚めたのは、
フランスのホームステイ先で朝、食べた (と言っても、セルフサービス)
「レーヌ・クロード」 というジャムに出会った時のことでした。

「ジャムといえば苺!」という、単純な家庭に育ったせいか、
それまでに見たことのない色合いの、得体の知れないジャムとの
その巡り会いは、まさに衝撃的なものでした。

恐る恐る食べた瞬間には、甘酸っぱい普通のジャムだったのですが、
中にゴロゴロと実やら皮やらが入っていて、しかもとってもジューシーで・・・

まず、色でビビりつつも、食べてみると
見た目と違って、フルーティーで美味しくて・・・

もう病みつきになってしまったことは、言うまでもありません!

ということで、ジャムについてのお話は
また明日に続きます。

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今回は、前回 に続いて、モンペリエの「フラン」編です。


まず、基本になる「フラン・ナチュール」のお味ですが、
ほとんど卵とミルクとバニラの味しかしない、
本当にシンプルで「おふくろの味」のような懐かしい感じです。

んー、まさにプリンのような。
初めてなんだけど、なんだか幼い頃、食べたような・・・
そんな不思議な感覚に襲われます。

素朴だけど、でもそこがなんとも美味しい!
飽きのこない、まさに究極のお菓子ではないかと・・・。

触感はというと、小麦粉が入っているだけに
カスタードクリームよりも、プルンッと固く、チュルルンッと弾け、
それでいて口に含むとトローッととろけて来る。


フラン好きの私のために、送ってもらった
「フランの素(フランスのスーパーで購入可能)」なる箱には
材料としてコーンスターチ的なものが書かれているので、
不思議な触感はそこに隠されているのかもしれません。


ただし、焼き立てもあり、冷やしたものもあり、
はたまた、店によって味や触感の違いも大いにあるので、
機会があれば、ぜひいろいろと食べくらべてみて下さいネ!

そして、本命の「フラン・ア・ラ・ノア・ド・ココ」
(アラ=~風味。ノア・ド・ココ=ココナッツ)ですが、
上の写真とは少し形態が異なります。

残念ながら、全く同じ種類の写真が見つからなくて、ごめんなさい。
想像していただけると有り難いのですが・・・


ベースのフラン・ナチュールの上に、大量のココナッツ・ファイン
(すりおろした細切りココナッツ=ノア・ド・ココ・ラペ)が振り注がれたタルトです。

下はクッキー生地では無く、パイ生地だったと思います。

私はモンペリエにこだわって、行くたびに必ず食べていたのですが、
ハッキリ言って、どこのポールでも売ってると思います(笑)


最近でも「売ってるのを見た」という情報が届いているので
ポールの定番として、まだ存在するとは思うのですが・・・どうなんでしょう。。。


あー、こう書いていたら、また食べたくなって来ちゃいました。
またいつか、きっと南仏に行かなくっちゃ!ですネ。

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前回 に続いて、今回は南仏・モンテリマールの「ヌガー」のお話です。


「ヌガー・モンテリマール」の作り方を、簡単に説明すると、
泡立てた卵白に、熱したラベンダー蜂蜜や
アーモンドやピスタチオや水アメを混ぜ、型で固めたものとのこと。

その他、ノワゼット(へーゼルナッツ)や、乾燥フルーツがはいる場合もあります。


これだけを書いてても、一体、本当に美味しいのか、まずいのか
見当も付きませんよね(笑)!

いや、本当にこれが人を虜(とりこ)にさせる魔法のお菓子なんです。


ナッツのカリカリした触感がもう絶妙で、
見た目どおりの甘さではありますが、
ラベンダー蜂蜜の気品ある香りのせいで、嫌味がなくて、バクバク行っちゃえます(恐)。

卵白の部分はしっとりサクサク・・・
とにかく、これを食べると「あ~、卵白ってこんなに美味しいんだあ・・・」って
感嘆の声をあげたくなっちゃいます。

生きてて良かった・・・なんて。


興味のある方は、「カルフール」というフランス系大型スーパーをのぞいてみてくださいネ。

そこには「ヌガー・モンテリマール」と書かれたお菓子袋が並んでいるはずです。

以前、行ったことのある「丸ビル」の「サンス・エ・サヴール」
(南仏モンペリエの三ツ星レストラン「ル・ジャルダン・デ・サンス」の双子のオーナーシェフ、
ジャック&ローラン・プルセルさんの提携レストランです)の
締めのデザートにも登場していました。


その他、最近ではそこココのケーキ店でも
自家製の「ヌガー・モンテリマール」を置いているようなので、
もし見つけたら食べてみてくださいネ。

きっとこの味にハマるはず! 請け合いです。
(ただ、甘いものが苦手な方は、要注意ですヨ。)


一方「ヌガー・グラッセ」(写真)の方ですが、
「ヌガー」を「グラス(=アイスクリーム)」状にしたデザートで、
これまた絶品のお味です!


こちらは、最近では日本中のフレンチ・レストランで提供されているようなので、
食べた方も少なくないはず。


これは、生クリームなどで作られた濃厚なアイスクリームに
砕いた状態のヌガー・モンテリマールが混ぜてあるような感じです。

冷たくて、とってもクリーミーなヌガー・アイスクリームを食べるたびに
ナッツのカリカリとした食感がやってきて、
たまらなく、クセになるお味。

中でも、やっぱり卵白の美味しさが際立ってますよ!


とにかく、まだの方は、ぜひお急ぎくださいね!

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お久しぶりです!


今回は私が南仏で経験した、いまだに忘れられないお菓子をご紹介しますネ。

それは、ズバリ「ヌガー・モンテリマール」です。


それを食べるまで、「ヌガー」と言えば、チョコバーなんかにはいっている
水アメを煮つめたような、歯に粘りついて離れない茶色のキャンディー?を
思い描いてたんですが・・・それは全く似て非なる、別物でした。


まずは、モンテリマールの町ですが
地理的には、大きく分けるとフランス南部。

フランス・パリから列車を南に走らせ
リヨンを通り、ヴァランスを越えて、しばらくすると
モンテリマール(ドローム県)にたどり着きます。


ただ正直に言うと、実際にこの町に降りて、散策したことはないんです。

南仏への通り道の駅として認識していただけでした。 ゴメンナサイ!

ですので、観光的な見地からは、何もお伝えできないのが、残念です。


一応、どのような町なのか、と言うと、
南仏プロヴァンスの北の入り口に位置する、人口約3万人の街で、
17世紀に、この地でアーモンド栽培が始まり
ヌガー製造の中心となった場所なのだそうです。


そういえば、イタリアからのお土産でも、似たようなお菓子
(同じ卵白入りの「白ヌガー」で、イタリアではトッローネ「Torrone」と呼ぶようです)をもらうので、
もしかすると、イタリアが発祥の地かな?と、思いきや、
スペインにもトゥロン「Turron」という、これまた良く似た菓子があるそうな・・・。

地元・モンテリマールのお店では、「ギリシャが由来」って説明してますし、
結局どこが大本(おおもと)なのかは、わからないままですが・・・。

どなたかご存知の方がありましたら、どうぞ助け舟をお願いします。


さて、本題の「ヌガー・モンテリマール」ですが
一体、どのようなお菓子なのかと言いますと・・・

見た目は、上の写真に載っているような、
白い物体の中に、色とりどりのアーモンドをはじめとする、ナッツ類や
ドライフルーツが鮮やかに、ちりばめられています。

ということで、これが一体どんな味なのかは、次回 をお楽しみに。

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「クレーム・ブリュレ」の原型と言われる
南仏の町ペルピニャンの伝統菓子「クレーム・カタラン(カタロニアのクリーム)」は、
生クリームのみで作られるブリュレとくらべて
小麦粉や香料が入っている点が特徴のようです。


ブリュレと同じく、砂糖をふった表面を
カラメリゼする(焦げ色を付ける)クレーム・カタラン。

ブリュレとの一番の違いは、他の南仏菓子同様、柑橘系の風味でしょうか。

それと、カラメリゼする際に、焼きゴテを使うか否か・・・が
この2つの境界線となっているようです。


口にいれたらトロ~ッととろけて
クリーミーな柑橘系のコクが広がり、
中はひんやり、表面はアツアツで
とにかく、それまでに体験したことのないような衝撃の味!

大のカスタード好きの私をうならせた、この濃厚なクリームは
きっと誰が食べても納得の味でしょう。


フランスに出かけても、わざわざペルピニャンには足を運べない・・・
という方も、大勢いらっしゃると思います。

でも、もしフランス~スペイン間を列車移動することがあったら
歴史あるカタロニア文化(特に食文化!)の町に立ち寄ってみるのも
面白いかもしれませんネ。

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『 「クレームカタラン」=「クレームブリュレ」の原型?の巻 』


この町は、一応南フランスに位置するのですが、
一般的に我々日本人が思い描く「南仏」に含まれるのかどうか・・・
微妙な感じなのですが、私は二度だけ、友人のカップルに会いに行ったことがあります。


地理的には、ピレネー山脈東部のルシヨン地方(地中海岸・スペイン国境近く)の中心都市。

17世紀前半まで、スペイン領カタロニア地方に属していたためか
いまだにスペイン文化の影響を色濃く残す土地です。

バルセロナと雰囲気が似すぎていて
まさに「ココはスペイン?」と見紛うばかりだったのを思い出します。


さきほども書いたとおり、昔は、カタロニア地方と呼ばれていて
特有の言語、文化、歴史、そしてもちろん郷土料理も「カタロニア」式だったわけで、
それらが現在まで、ずっと受け継がれているようです。


その中で注目なのは、何といっても「カタロニア・デザート」の代表格
「クレーム・カタラン(カタラヌ)」でしょう!

友人が「町で一番」と絶賛したカタロニア料理レストラン
(名前がどうしても思い出せません)での夕食は
鶏のクリーム煮等・・・美味しい伝統料理満載でしたが、
最後に出てきたデザートで、私は完全にノックアウトされてしまいました。

それが、写真の「クレーム・カタラン」で、
当時、日本でもまだ「クレーム・ブリュレ」なる物を見たことがなかった私に
衝撃が走ったのは言うまでもないでしょう・・・

次回 に続く)

こんにちは!

今日は、前回 からの続きで、「サントロペのお菓子」編です。


私がサントロペに惹かれたのには、この地域の有名なケーキの存在が深く関係しています。

その名は、ずばり ”La Tarte Tropezienne”!

写真をお見せできないのが残念ですが、とにかく素朴で
それほど甘くもなく、上品で美味しいのです。

特にカスタードクリーム・マニアにはたまりません。

日本ではオリジナルに忠実なものは見かけたことがないのですが・・・あればぜひ一度、食してみたいです。
(どなたかご存知の方、連絡お待ちします!)


口では説明しにくいのですが、
日本で売っている、固いタルト生地(パイやクッキー生地)とはちがって
雰囲気的にはむしろブリオッシュを、もっと柔らかくした生地とでも言いましょうか。

それをショートケーキのように、真ん中で切って、
カスタードクリームと生クリームをたして2で割ったようなクリームを
サンドしただけのシンプルなケーキです。

お店にもよりますが、風味付けにオレンジ水が入っている事も多いようです。

たいていは上にパール・シュガー?を振ってあって
そのカリカリの触感もまた、たまりませんっ!


フランス中でも手に入るのは、ほぼこの地域だけなので、
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ御賞味あれ!


一番有名なのは ”La Tarte Tropezienne”(Cogolinに在り)っていう
お菓子と同じ名前のお店なのですが、
私が食べたものは、残念ながらどこのお店のものだったのか、わかりません。
(友人の叔母さんが用意してくれたものなので・・・)


ただ、このあたりではどこのケーキ屋(パン屋?)でも手に入るそうなので
安心して出かけてみてくださいネ。


★雑学
このタルトは昔から南仏にあったお菓子ではなく
ポーランド出身のパン屋さんが、母国の味として売り出したものが広まったのだそうです。

でもいまや、サントロペとは切り離せなくなったお菓子で、
La Tarte Tropezienne = サントロペのタルト
まさに打ってつけのネーミングですネ。

ちなみに名付け親は「B.B.(ブリジット・バルドー)」さんだとか・・・?

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こんにちは!

このページは、南仏が大好きな私が
少しでも多くの人に興味を持ってもらえたら嬉しいな~っ、と思って書いています。

これから、いくつかの町や村を紹介しながら、
それぞれの土地の美味しい物(特にお菓子!)について書けたら良いな~と思ってます。

どうぞヨロシクお願いします。


まず、今日はサントロペ(St‐Tropez)から。

ココはフランス人の間でも、昔からスノッブな人々がヴァカンスを楽しむ町として、知られています。

かのブリジット・バルドーさんをはじめ、多くの俳優達が住んでいることでも有名です。

鉄道駅がなく、車のない観光客にとっては不便な場所ですが、
SNCF(国鉄)St-Raphael駅のバスターミナルからバスに乗ったり、
St-Raphael港から船で目指したりすることもできるそうです。


私はというと、幸運にも友人の叔母さんが、その近くのCavalaire-sur-merに住んでいたので
2度ほど、泊まりがけで行き、サントロペを散策した記憶があります。

最初は『想像していたよりも地味!』という印象ですが、
港に並ぶゴージャスなヨットを見ながら、カフェでの~んびり過ごしていると
他のプロヴァンスやコートダジュールの大きな町(ニースやカンヌ)にはない
ゆったりとした時の流れを感じることができるでしょう・・・


とにかく、派手な豪華さはありませんが
フランス風で言う『BCBG』(ボンシック・ボンジャンル)な雰囲気を
満喫できること間違いなしですヨ。


次回は、サントロペのお菓子紹介 の予定です!


*今回は、家族が記事を書いたので
いつもとは雰囲気が違って、ビックリされたかもしれませんが、
この特集も、これまで同様、よろしくお願いします。

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