『変身サイボーグ記念館』 ブログ

このブログは、タカラの「変身サイボーグ」シリーズを中心に、12インチのアクションフィギュアを紹介する
『変身サイボーグ記念館』 ホームページと連動しています。

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(しばらく留守にしていたので、久しぶりの記事更新になってしまいました)


 横山光輝は、その作品の人気にくらべると
作家としてはあまり評価されない、ちょっとかわいそうな漫画家だったのかもしれません。

 代表作を挙げるだけでも
「鉄人28号」「魔法使いサリー」「コメットさん」
「伊賀の影丸」「仮面の忍者・赤影」「三国志」・・・などなど、
各時代、各ジャンルにまたがる人気作が多いことに、驚かされてしまいます。


「鉄人28号」は、「元祖・巨大ロボットアニメ」として有名ですし
「赤影」や「(ゴット)マーズ」は、かつての少年達の、
「サリーちゃん」や「コメットさん」は、かつての少女達の記憶の中に
いまも残りつづけるテレビ作品なのではないでしょうか。


 では、そんな横山光輝の代表作は何か、と聞かれたら
みなさんは何と答えるでしょうか?

 もし、いまアンケートを取るとすれば、
おそらく、答の多くは「三国志」ということになるのかもしれません。


「三国志」といえば
以前なら、吉川英治の小説のファンが多かったのかもしれませんが、
現在の三国志ファンの90%以上は、横山光輝マンガの洗礼を
受けているといっても過言ではないでしょう。


 じつは私自身も、そんな洗礼を受けた一人ではあるのですが、
それにもかかわらず、私にとっての横山光輝といえば、何と言っても「バビル2世」!!

 怪鳥ロプロス、空を飛べ~♪

というアニメ版の主題歌が、いまも頭の中で鳴り響いているくらいに、好きな作品でした。



 ただし掲載の写真は、これまでの話の流れとはあまり関係がなく
バンダイ「超合金魂」シリーズの「鉄人28号」

 レトロなフォルムにもかかわらず
手足の可動範囲が広いのが、けっこう驚きの商品でした。

「超合金魂」シリーズ初の「目が光る」ギミック付ですが、
他のロボット玩具のように合体や変形をしないだけに、
そのほかに、もう少しオリジナルのギミックが追加されていれば
さらにプレイバリューが広がったのかもしれません。

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 「少年サイボーグ」は、「変身サイボーグ1号」の弟という設定で、販売された商品でした。


 実は、この「少年サイボーグ」
「武器」のギミックなども、かなり凝っていて、
当時としては結構「先進的」なおもちゃだったのではないでしょうか。


 しかし彼は、「変身サイボーグ」や「キングワルダー」にくらべると
現在では、まったく人気がなく、
可哀想なことに、「アンティークおもちゃ」というよりは
「中古玩具」に近い扱いをされることさえあるようです。

 もしかすると「少年」用として発売された「変身セット」が、
特撮ヒーローなどの「キャラクターもの」ではなく
タカラの「オリジナルデザイン」によるものだったために、
こうした現象が起きているのかもしれません。


 それはともかくとして、写真のように、勝手に色を塗って
自分だけのオリジナル武器を
こころおきなく作ることができる、という点でも、
簡単に手に入るというのは
集める側にとっては、良いことであるに違いはないのでしょう。

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 人間には、「悪」に憧れる側面が、誰にもあるのではないでしょうか。

 学校では、まじめな優等生タイプよりも
ちょっとワルそうな学生が、女の子にモテたり、
大学生にもなると、きれいで、さっぱりとした格好をやめて
みな、うっすらとヒゲを生やし、髪を染めてみたり・・・

 もちろん、少年たちにとっても
「悪(=大人)」の匂いはいつでも憧れの的であり、
「シガレット・チョコレート」で、タバコをふかす真似をしてみたり、
大人のふりをして、ガラガラ・・・ペッと、路にツバを吐いてみたりした経験は
多分、誰にでもあるのではないでしょうか。

「ウルトラシリーズ」でいえば
ウルトラマンよりも、むしろカッコいい「怪獣」が好きになったり、
「ライダーシリーズ」でいえば
ライダーたちを苦しめた強い「怪人」が
翌日の教室の話題になったり、といった点から考えても、
おそらく人間には、小さい頃から
「悪(の強さ)」に憧れる部分があるにちがいありません。


 ということで、今日のテーマは、タカラの「キングワルダー1世」

 御存知の方も多いと思いますが、この「ワルダー」は
「変身サイボーグ」の敵役として発売された商品でした。

 子供の頃の私は、ワルダーの全身から放たれる、「悪」のオーラに魅せられて、
サイボーグ用の「変身セット」(ウルトラマンやマジンガーZなどがあった)を買う前に
ワルダー用の「怪人セット」や「武器セット」を揃えたのを覚えています。


 もちろん当時の子供には、4種のワルダーを全色そろえる、などという
贅沢は許されていませんでしたから、
写真のものは、当然、大人になってから、ひとつづつ買い集めたもの。


 大人になると、仕事に追われるとか、ストレスがたまるとか
あまり良いことがないようにも言われていますが、
少なくとも、自分の好きなものを買う余裕ができたことだけは
大人になって良かったことなのかもしれません。

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 実は、この時期の大きな楽しみのひとつが「ツール・ド・フランス」

 約3週間にわたって、フランスおよび周辺国で開催される
「ツール」は、世界最高峰の自転車レースといわれています。


 何年か前には、フジテレビで、毎深夜、
その日のレースのダイジェスト放送があったのですが、
近年は1週間に一度程度の編集放送になり、
去年にいたっては、最後に一度だけ総集編が放映される、という有様でした。


 そうなってしまった原因は、
おそらく、ランス・アームストロングという
一人の、とてつもなく強い選手が出てきたことにあるのではないでしょうか。


 ここ数年は、実はレースが始まる前から
彼が総合優勝することが予測できてしまい、
誰が勝つのかという面白さが半減するとともに、
個性的なヒーローが次々に誕生するというドラマが
生まれにくい状況が続いてきました。


 彼が現われる前にも、インデュラインという選手が
連覇を続けていた時期があったのですが、
その時には現在のように、一人の選手が圧倒的に強いレースを展開するのではなく、
日ごとに勝者が入れかわり
毎年、様々なスターが生まれていたような気がします。

(誰か、キアプッチのことを覚えている人はいるでしょうか?)


 ところで、最近の、そんな単調なレース展開が影響したのか、
ついに今年からは、フジテレビの総集編放送さえもなくなってしまい、
聞いた話によれば、今後数年間は
有料のスポーツチャンネルの独占放送が続くとのこと。


 ドーピング疑惑報道の影響などもあって
ランス・アームストロングが、今年限りの引退を表明しているので、
ようやく来年からは「ツール戦国時代」がやってくるものと楽しみにしていただけに、
あと数年間も「ツール」が見られなくなってしまうという、この状況は
正直なところ、かなりのショックでした。


 「ツールドフランス」には、自転車レースとしての側面以外にも、
フランスの様々な地方の風景が映し出されたり、
毎年恒例の「悪魔おじさん」が一体どこで出てくるのか、といった
様々な楽しみが満載されています。


 ですから、どうか、フジテレビさん、
バレーボールやF1の放送は減らしてもいいですから
来年は、ぜひ「ツール」の放送を復活させてください。

 もしフジテレビを買収したら、放送を復活させてくれるというのなら
いまの私は、ホリエモンさえ応援してしまうかもしれません。

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 前回から、「付属パーツ」の組み立てを開始しましたが、
今回は「パイプ」の取り付けを行ないます。


1・「パイプ」の組み立てと取り付け(所要時間2時間)


 例のごとく、独自に「のりしろ」を確保しながら
型紙から切り取ることをのぞいては、
「パイプ」の組み立て、取り付けには
大きな注意点はありません。

「パイプ」の曲がった部分の接着は少し面倒なので、うまくつかなければ
裏からセロテープを貼って、固定してしまってもよいでしょう。


 ということで、今回は取り付け後の写真紹介だけにとどめておきます。


 次回は、「テラスまわり」の組み立ての予定です。


*今回のアドバイス:「パイプ」の曲がった部分の接着は、根気良く!
*今回の所要時間:約2時間 (総計約22時間)

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 前回 で、「ボディ」本体は、ほぼ完成したので
今回から「付属品」の組み立てと、取り付けに移ります。


1・「マスト台」と「家・9」の組み立て(所要時間1時間)


 解説写真を見ながら、まず「マスト台」を組み立てます。
また「家・9」も、ついでに作ってしまいましょう。

「家」を「マスト台」に接着したら、次は「マスト台」を「ボディ」に固定しますが、
型紙の指示どおりだと、うまく「接着面」が合わないので、
「マスト台」に「切り込み」などを適当に入れて調整しながら
ぴったりと位置が合うように、固定していきましょう。


2・「プロペラ」基部の組み立て(40分)

「プロペラ基部」の組み立てと固定は、それほど難しくありません。

 例によって、必要な箇所には「のりしろ」を独自に確保しながら
作業を進めていきましょう。


3・「入り口」の取り付け(50分)

 このあたりのパーツの組み立てと取り付けの順序は
各人の好みで良いと思いますが、
私の場合は、後にまわすと接着が難しくなりそうな部分や
その後の作業のジャマにならないようなパーツから
「ボディ」本体に固定していっています。

 今回の作業では、最後に「入り口」パーツを作り
「ボディ」の底に固定しました。(一番上の画像)


 次回は、「パイプ」と「後ろ脚」の取り付けの予定です。


*今回のアドバイス:付属品の取り付けは、順序を考えながら!
*今回の所要時間:約2時間半 (総計約20時間)

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 今回は、この週末に進めた作業のうち、「砲台」の組み立てを紹介します。


1・「口留め」パーツの取り付け(所要時間30分)


 まず、左右の「口留め」パーツを型紙から切り抜きます。

 ただし今回も、型紙どおりに切り取ると
パーツを「ボディ」本体に固定するための「のりしろ」がなくなってしまうので、
「のりしろ」を確保しながら切っていきます。

 組み立てが終わったら、あとは左右のパーツを
瞬間接着剤で「口」の端部分に固定するだけです。


2・「砲台」と「砲台展望台」の組み立て(4時間)

「砲台」部分の組み立ては、
時間はかかりますが、それほど難しくはありませんでした。

 例によって、型紙にはない「のりしろ」を独自に確保しながら
パーツを切り取ったあとは、説明写真を見ながら組み立てていきます。

 私の場合は、普通の部分の接着には「スティックのり」、
「のり」では固定しにくい部分は「瞬間接着剤」を使っています。


 前にも書きましたが、このペーパークラフトの型紙や組み立て説明には
いいかげんな部分も多いので、
型紙の指示に従うより、実際のパーツを見ながら調整していく方が
うまくいくことが多いでしょう。


3・「砲台」の取り付け(20分)

「砲台」に「砲台展望台」を取り付けたあとは、
「砲台」部分全体を、ボディの天井に固定します。

 ただし、作業自体は単純なのですが、手の届かない場所での接着のため
なかなかうまく固定できず、けっこう苦労しました。

 今回も瞬間接着剤を使って
可能な箇所から少しずつ接着して、完成したのが写真です。


*今回のアドバイス:「型紙」の指示より、自分の判断で!
*今回の所要時間:約4時間50分 (総計約17時間半)

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今回は、前回 に続いて、モンペリエの「フラン」編です。


まず、基本になる「フラン・ナチュール」のお味ですが、
ほとんど卵とミルクとバニラの味しかしない、
本当にシンプルで「おふくろの味」のような懐かしい感じです。

んー、まさにプリンのような。
初めてなんだけど、なんだか幼い頃、食べたような・・・
そんな不思議な感覚に襲われます。

素朴だけど、でもそこがなんとも美味しい!
飽きのこない、まさに究極のお菓子ではないかと・・・。

触感はというと、小麦粉が入っているだけに
カスタードクリームよりも、プルンッと固く、チュルルンッと弾け、
それでいて口に含むとトローッととろけて来る。


フラン好きの私のために、送ってもらった
「フランの素(フランスのスーパーで購入可能)」なる箱には
材料としてコーンスターチ的なものが書かれているので、
不思議な触感はそこに隠されているのかもしれません。


ただし、焼き立てもあり、冷やしたものもあり、
はたまた、店によって味や触感の違いも大いにあるので、
機会があれば、ぜひいろいろと食べくらべてみて下さいネ!

そして、本命の「フラン・ア・ラ・ノア・ド・ココ」
(アラ=~風味。ノア・ド・ココ=ココナッツ)ですが、
上の写真とは少し形態が異なります。

残念ながら、全く同じ種類の写真が見つからなくて、ごめんなさい。
想像していただけると有り難いのですが・・・


ベースのフラン・ナチュールの上に、大量のココナッツ・ファイン
(すりおろした細切りココナッツ=ノア・ド・ココ・ラペ)が振り注がれたタルトです。

下はクッキー生地では無く、パイ生地だったと思います。

私はモンペリエにこだわって、行くたびに必ず食べていたのですが、
ハッキリ言って、どこのポールでも売ってると思います(笑)


最近でも「売ってるのを見た」という情報が届いているので
ポールの定番として、まだ存在するとは思うのですが・・・どうなんでしょう。。。


あー、こう書いていたら、また食べたくなって来ちゃいました。
またいつか、きっと南仏に行かなくっちゃ!ですネ。

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 前回 で、「ハウルの動く城」ペーパークラフトの「目」と「顔」の固定が終了したので、
今回は「側面」部分を組み立てます。


1・「左側面」の組み立て(所要時間50分)


「シート10」にある「左側面」および「張り出し」用の部品を切り抜き
組み立てます。


 今回も、これまで同様、型紙通りに切り抜くと
「左側面」後部の「ボディ」本体への固定が難しくなるので、
適当に「のりしろ」を作ってやりましょう。


2・「右側面」の組み立てと「家」の取り付け(2時間)

「右側面」および「張り出し」も
左側と同様に組み立てます。

 多めに「のりしろ」を確保してやる以外には
それほど難しい作業ではないでしょう。

 また今回は、4つの「家」パーツも作り
ついでに「右側面」に接着してしまいます。

 出来上がった家7・8・10・11を、順に取り付けたら
最後に左右の「側面」をボディ本体に固定して
今日の作業は終了です。


 今回は家を4つ組み立てただけでも、かなりの時間がかかったので、
これから先、装飾品作りに一体どれくらいの時間がかかるのか、と思うと
ちょっと気が遠くなってきます。


 では、この続きは次回 に。


*今回のアドバイス:指定箇所以外にも、「のりしろ」を確保しておこう。
*今回の所要時間:約3時間 (総計約12時間半)

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 前回 で、「ハウルの動く城」ペーパークラフトの「顔」部分が、ほぼ完成したので、
今回は、完成した「顔」に「目」を取り付けます。


1・「目」の組み立て(所要時間1時間15分)


「シート25」にある左右の「目」の部品を切り抜き
「ガイド6」を参考に、組み立てます。


 ただし、左右の「目」ともに、型紙通りに切り抜くと
「のりしろ」部分が不足して、接着が弱くなります。

 円筒状に組み上げたときの、上下の開口部に
「のりしろ」部分が何箇所か残るようにして、型紙から切り抜きましょう。

 特に「左目」の先端部分の組み立てには、細かい作業も必要なので
あまりイライラしないようにしましょう。


2・「目」の「顔」への接着(15分)

「組み立てガイド」では、左右の「目」は
「顔」部分を「ボディ」に固定してから、接着することになっています。

 しかし、「顔」を固定してしまうと、あきらかに「目」の接着が難しくなるので、
ここでは「顔」の固定前に「目」を取り付けることにします。

「目」を固定する際には、(顔の)「曲面」部分に
(目の根元の)「平面」パーツを貼り合わせなければならないので、
かなり強力な接着が必要となります。

 そこで、使うのは当然「ゼリー状瞬間接着剤」


 もうひとつの工夫は、「目」の根元の部分に貼る
「リング」を「二重貼り」にすることでしょう。

 幸い「リング」パーツは、予備を含めて、各2枚ずつ用意されているので、
「左目」用のリング(やや小)は、それぞれ左右の「目」の根元部分に、
「右目」用のリング(やや大)は、それぞれ「顔」の2箇所の接着部分に、先に貼ります。

 しっかり固定されたら、最後に、左右の「目のリング」を「顔のリング」の上に重ねて
接着してやればよいわけです。


 こうすると、「リング」パーツの「平面」同士が接着される形になるので、
「リング」1枚だけを使って「目」を「顔」に固定するよりも
ずっと簡単で、しかも強固になるでしょう。

「目」が付くことで、城にも、かなり表情が生まれてきました。


3・「顔」の「ボディ」への固定(30分)


「目」の固定が終わったら、いよいよ「顔」の「ボディ」への取り付けです。


 私の場合は、まだ「ボディ天」等も取り付けていなかったので、

1・「ボディ天」
2・「砲台後ろ下」パーツ
3・「顔」上部の「のりしろ」
4・「顔」側面部分

の順に接着を進めていきます。


「型紙」や「のりしろ部分」の指定にとらわれすぎると、かえって完成度が低くなるので、
実物に合わせて、ノリづけや組み立ては、柔軟に行なうとよいでしょう。


 これで、今回の作業は終了です。(写真の状態)


 次回 は、「側面」部分の組立と取付の予定ですが、
ここまで組み立ててきた方には、詳しい説明はもう必要ないでしょうから
以降は写真の掲載と、ごく簡単なレポートの形にしようと思います。


*今回のアドバイス:「目」の切り抜きは「のりしろ」部分を確保する。 「リング」は二重貼りに!
*今回の所要時間:約2時間 (総計約9時間半)

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