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 初代「ウルトラマン」については、まだまだ書きたいこともありますが、続きはまた後日ということで、今回は「ウルトラマン・ティガ」について。

 「ティガ」の放送時間は、たしか土曜日の夕方だったと思います。

 そのせいもあって、放映当初は、うかつにも新しい「ウルトラマン」シリーズが始まったことに気がつかず、番組を初めて見たのは、放送が始まってから、かなりの時間が経ってからのことでした。
 途中から見出したせいで、最初は登場人物の関係や設定がよくわからず、戸惑いながら見ていたのを覚えています。

 しかし、それらが徐々にわかってくると、番組がどんどん面白く感じられるではありませんか。

 昭和のウルトラシリーズは、後期に近づくにしたがって設定が「お子様向け」になり、実は「タロウ」~「レオ」の頃にはあまり見なくなってしまいました。
 もちろん当時は、自分もお子様だったのですが、それはさておくとして、平成になって復活した「ウルトラマン」=「ティガ」には、「セブン」や「新マン」の頃のような、まじめで、ちょっと大人びた雰囲気さえ漂っているではありませんか。

 後になってから知ったところによると、「ティガ」には、子供時代、ウルトラシリーズを見て育ったかつてのウルトラ少年&少女達が、作り手として多く関わっていたとのこと。
 多分、彼らには、十数年ぶりで復活したウルトラマンのテレビシリーズを、自分達が理想とするものにしたいという、熱い想いがあったのでしょう。

 そのおかげで「ティガ」は、ウルトラシリーズの中でも屈指の名作となり、結果として、バンダイ・ウルトラの星計画シリーズ「ウルトラマンティガ」(写真)という、優れたフィギュアをも生みだすことになったのでした。

 前にも少し書きましたが、このシリーズ、バンダイから販売された「おもちゃ」とは思えないくらいに、造形も、目やカラータイマーの発光機構も、よく出来ています。