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 「ウルトラQ」「マン」「セブン」までのウルトラシリーズで育った子供たちを「ウルトラ第1世代」とするなら、「帰ってきたウルトラマン」でウルトラシリーズに親しみ始めた子供たちは「ウルトラ第2世代」と言ってもよいでしょう。

 私にとって、初めてリアルタイムで見た記憶があるのは、実は「帰ってきたウルトラマン」。
「マン」や「セブン」は後になってから、再放送を通じて見るようになったというのが本当のところです。

 どのシリーズで、初めて「ウルトラマン」に親しむようになったのかは重要なところで、自分が理想とする「ウルトラマン」のあり方は、最初に出会ったウルトラシリーズにかなり影響を受けるのではないでしょうか。

「帰ってきたウルトラマン」がどういうシリーズであったのかは、あちこちに書かれているので、ここでは詳しくは触れません。
 しかし、自分にとっての理想の怪獣が「レッドキング」でも「キングジョー」でもなく、画面に登場してからわずか数分であっけなくやられてしまった「アーストロン」であるなら、その人は、まぎれもない「ウルトラ第2世代」と断言してもさしつかえはないでしょう。


 というわけで、今日ご紹介するのは(アーストロンではなく)、タカラ「正義の味方」シリーズの「MAT隊員」。

 「正義の味方」は、「変身サイボーグ」に先行して発売されたシリーズで、衣装の作りもむしろ豪華であるため、ショップでは「サイボーグ」の「変身セット」よりも高い売値で並んでいることが多いようです。

 ただし、写真の「MAT隊員」だけは、なぜかあまり人気がなく、「サイボーグ」シリーズの「MAT隊員」(これはかなりのプレミア品)よりも手に入れやすいのが、ありがたいところ。

 顔は「正義の味方」シリーズの人形に共通するもので、新マンに変身する「郷秀樹隊員」にはほとんど似ていませんが、隊員服などは、当時としてはかなり良く出来た商品だったのではないでしょうか。