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 昨日の記事から、さらに続きます。

 前回は「カウボーイビバップ」が、ようやく全話放映されることになった経緯を書いたので、
今回はおもに、その物語の魅力について。

 「カウボーイビバップ」では、基本的に一話完結エピソードの連作形式がとられています。

 アクション、ギャグ、ハードボイルド、バイオレンス、SF、ナンセンス、そして宿命と哀感。

 バラエティ豊かな、数々のエピソードの積み重ねを通じて
視聴者は少しずつ登場キャラクターたちの魅力に惹きこまれていき、
いつのまにか、コーギー犬を飼いたくなっている自分に気づくことになるでしょう。


 そういうわけで、最近のアニメーションには、どうしてもついていけないという、大人のアナタ(男女問わず)!

 だまされたと思って、どうか第1話から順に「カウボーイビバップ」を見てみてください。
(お手軽だからと言って、先に「劇場版」から見ると、多分、ワケがわからなくなってしまいます)

 そうすれば、20話を過ぎたあたりから、あなたは主人公達とともに笑い、泣き、怒り、
そして、日常生活のふとした瞬間にも、彼らのことを思い出さずにはいられなくなるにちがいありません。


 エドとアインが、ビバップ号を振り返るときの夕焼けの美しさ。
 永遠の別れを意識した男ふたりの間に流れる、一瞬の沈黙。

 実写であっても、これほど心に沁みる場面を描けるドラマは、それほど多くはないでしょう。

 ということで、次回は「ビバップ」編、最終回の予定。