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 最近は、おもちゃ関連の話題がなかったので、今回は「仮面ライダー」について、少しだけ触れてみます。


 じつは私自身は、どちらかといえば「ライダー派」というよりは「ウルトラ派」の子供でした。

「恐竜」が大好きだった私にとって、「ウルトラ怪獣」は、いわば憧れの対象であり
よく絵などにも描いたものですが、
「ライダー怪人」の方は、妙にリアルで、しかもグロテスクな感じがしていたせいかもしれません。

 特に「旧1号編」と呼ばれるライダーの初期エピソードは、全体に画面が暗く、
怪人の目つきなども不気味そのもので
絵を描こうものなら、夜、夢にさえ出てきそうな印象を受けるものであったような気がします。

 子供だった私にとっては、「ウルトラマン」を太陽とすれば、
「仮面ライダー」は、月のような存在であったと言うことができるかもしれません。


 そして、そんな私が大人になるとともに、「ライダー」番組もテレビから消え、
「仮面ライダー」も、いつしか人々の思い出の中のヒーローとなりはじめていた頃・・・
突然、復活したのが「仮面ライダー・クウガ」のテレビシリーズでした。


「ウルトラマンティガ」が、かつてのウルトラ少年少女達の情熱によって復活した番組であったように、
「仮面ライダークウガ」も、かつてのライダー少年達の熱意によって生み出された
「名作」と評価することのできるシリーズでした。

 昔からのライダーファンである父親達と、イケメンファンの母親達
そして、平成時代の子供達を同時に惹きつけることになった
その後の「ライダーシリーズ」の人気については
いまさら、ここに書くまでもないでしょう。


 特に最近は「ウルトラシリーズ」の人気がいまひとつであるために、
むしろ「ライダー」が太陽、「ウルトラ」が月のような印象さえ与えているのは
昭和の時代の「特撮番組」を知るものにとっては、皮肉なところかもしれません。

 そして、発売されている子供向けの玩具や、大人向けのトイの点数なども
ウルトラよりも、圧倒的にライダーが優勢になっているのは
一体いつの頃からの現象なのでしょうか?


 ところで、私自身はといえば、「平成ライダー」の中では
「石森ライダー」の香りをとどめつつ、新しい次元の「ストーリー性」をも有していた
「クウガ」が、やはりいちばんのお気に入り。

 最終回前のエピソードなどでは、じつは泣きそうになった記憶さえあります。


 ということで、今回、取り上げるのは
バンダイの「超装可動」シリーズより、「仮面ライダークウガ・マイティフォーム」

 以前、このブログで取り上げた「ウルトラの星計画・ウルトラマン」用の素体を使って
展開されたのが「超装可動・平成ライダー」シリーズでしたが、
ほぼ満点の出来であった「ウルトラの星計画」の商品とくらべると、
プロテクターやスーツの素材、マスクの造形などのせいか
ライダーの方には、やや「おもちゃ」っぽい印象を持ってしまうのも、また事実です。

(もちろん、目やベルトが光るギミックも内蔵されていて、頑張って作ってはあります。
ちなみに「五代雄介(オダギリジョー)ヘッド」の似方は、60点くらいでしょうか)


 それでは、いつになるかは、わかりませんが
本格的な「ライダー特集」まで、もうしばらくお待ちください。