『変身サイボーグ記念館』 ブログ

このブログは、タカラの「変身サイボーグ」シリーズを中心に、12インチのアクションフィギュアを紹介する
『変身サイボーグ記念館』 ホームページと連動しています。

サイトのアドレスや更新情報は、下の「目次」欄をご覧ください。

2005年06月

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 今回は「カウボーイビバップ」番外編として、関連玩具について。

(アニメーション・ファンの方は、申し訳ありませんが、昨日までの記事 をご覧ください)


 「カウボーイビバップ」は、かなりの人気を集めたこともあって、
放映終了後に、多くの関連玩具が発売されることになりました。

 番組のターゲットは、やや高めの年齢層でしたから、それらが実際にどのくらい売れたのかはわかりませんが、
ガシャポンからガレージキットにいたるまで、商品の幅は本当に広いものでした。


https://livedoor.blogimg.jp/henshin_cyborg/imgs/4/0/40575583.jpg

 上の画像は、前にも紹介しましたが、メディコム・トイから発売された「スタイリッシュ・コレクション」シリーズの
「スパイク・スピーゲル劇場版」12インチ・フィギュア。

 実は同シリーズからは、これ以前にも「TV版スパイク」フィギュアが発売されていたのですが、
それは、あまりにも頭が大きすぎる上に、その顔も「?」な出来の、トホホ・フィギュアでした。


 そこで、その反省を活かし、劇場版「ビバップ」の公開に合わせて発売されたのが、画像の人形。

 こちらは顔も小さく、スパイクの表情も精悍です。

 もともとは「ルパン」用に開発された「スパイダー・ボディ」の手足が
いくらなんでも長すぎて、身体のバランスがやや悪くなっている点を差し引いても、
「70点」の合格点はつけられる出来、と言ってもよいでしょう。


 また、最上段の画像は、バンダイから発売されたプラモデル「ソードフィッシュⅡ」と「レッドテイル」

 スパイクの愛機「ソードフィッシュ」(写真左)は、シンプルなスタイルなので
飛行形態時(昨日、掲載した写真)の印象はいまひとつですが、
画像のように、翼を折りたたんで駐機状態にすると
収納されていた各パーツを展開することができて、魅力度も200%アップです。


 一方、フェイの愛機である「レッドテイル」(写真右)は、機体の形状が複雑なために
プラモデルのパーツ数も多く、じっくりと組み立てを楽しむことができます。
 その半面、パーツの可動部分は少なく、完成後のプレイバリューは、それほどでもないかもしれません。


 これまで、しばらくの間、お付き合いいただいてきた
「カウボーイビバップ特集」も、とりあえず、今回でひと区切り。

 次回からは、まったく違う内容の記事を予定していますが
予想外の内容だからといって、あまり驚かないでくださいね。

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 またしても、昨日の記事からの続きです。

 今回は「カウボーイビバップ」の、個人的なお気に入りシーンを、思いつくままにピックアップしてみます。


SESSION#10「ガニメデ慕情」

 ジェットがアリサの店に向かう場面に挿入された、ガニメデの港町の描写。
 この時代の、この星の雰囲気が伝わる、丁寧に描き込まれたシークエンスでした。


SESSION#13「ジュピター・ジャズ(後編)」

 エンディングの場面が、そのまま星空へとつながり、「SPACE LION」の音楽が流れてくるシーン。
 最終回のラストとも呼応する、アニメーション史上に残る屈指の名エンディングと言ってもよいでしょう。


SESSION#15「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

 ラストシーン近く、眉毛を描かれたアインのアップ。


SESSION#17「マッシュルーム・サンバ」

 ヤバ・キノコを食べたアインの「キノコ・ステップ」


SESSION#18「スピーク・ライク・ア・チャイルド」

 ビデオの中で、少女時代のフェイが「フレー、フレー、あたし!」と応援するシーン。
 セリフは限りなくクサかったものの、おじさん&おばさん視聴者は感涙。


SESSION#20「道化師の鎮魂歌」

 どの場面というわけではありませんが、当時最先端のデジタル処理&CG画面には
感嘆させられたものでした。


SESSION#22「カウボーイ・ファンク」

 ヒッピー・スタイルで「ラブ&ピース」のポーズを決めるジェットも印象的でしたが、
スパイクの双生児のようなスペースカウボーイ、アンディーのキャラクターも強烈でした。


SESSION#24「ハード・ラック・ウーマン」

 エドとともにビバップ号を離れるアインが、いったん船に戻りかけて、また去っていくシーン。
 自らコーギーを飼っている作画監督・川元氏の意見で、追加された場面だとか。


SESSION#26「ザ・リアル・フォークブルース(後編)」

 ジェットの作った、肉なしチンジャオロースーを食べるスパイク。それを黙って見つめるジェット。

 そして、スパイクの「バーン」から続く、ラストシーン。
 こんなラストシーンを描いたあとで、再び「劇場版」を作ったスタッフの根性には脱帽します。


 こうして振り返ってみると、やはりシリーズの後半に印象的なシーンが多いようですね。

 みなさんにもそれぞれ、お気に入りの場面があると思いますが、
これほど素晴らしいシリーズを残してくれたスタッフに、深く感謝したいと思います。


*画像は、バンダイのプラモデル「ソードフィッシュⅡ」

 なお、次回は番外編、ビバップの「関連玩具」について。

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 昨日の記事から、さらに続きます。

 前回は「カウボーイビバップ」が、ようやく全話放映されることになった経緯を書いたので、
今回はおもに、その物語の魅力について。

 「カウボーイビバップ」では、基本的に一話完結エピソードの連作形式がとられています。

 アクション、ギャグ、ハードボイルド、バイオレンス、SF、ナンセンス、そして宿命と哀感。

 バラエティ豊かな、数々のエピソードの積み重ねを通じて
視聴者は少しずつ登場キャラクターたちの魅力に惹きこまれていき、
いつのまにか、コーギー犬を飼いたくなっている自分に気づくことになるでしょう。


 そういうわけで、最近のアニメーションには、どうしてもついていけないという、大人のアナタ(男女問わず)!

 だまされたと思って、どうか第1話から順に「カウボーイビバップ」を見てみてください。
(お手軽だからと言って、先に「劇場版」から見ると、多分、ワケがわからなくなってしまいます)

 そうすれば、20話を過ぎたあたりから、あなたは主人公達とともに笑い、泣き、怒り、
そして、日常生活のふとした瞬間にも、彼らのことを思い出さずにはいられなくなるにちがいありません。


 エドとアインが、ビバップ号を振り返るときの夕焼けの美しさ。
 永遠の別れを意識した男ふたりの間に流れる、一瞬の沈黙。

 実写であっても、これほど心に沁みる場面を描けるドラマは、それほど多くはないでしょう。

 ということで、次回は「ビバップ」編、最終回の予定。

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 ということで、今日は昨日の記事の続きです。

「カウボーイビバップ」は、いまから6~7年前、まず、テレビ東京で放映されたアニメーション・シリーズでした。


「まず」と書いたのは、このテレビ東京では、表現規制等の問題から、
本来なら全26話になるはずだったシリーズが、13話に短縮されて(最終話は総集編)
放映されてしまったからです (しかも、画面のところどころにボカシ入りで)。

 この優れた作品を神様が見捨てなかったのか、
それとも、テレビ東京での「謎に満ちた」放送形態が、かえって話題を呼ぶことになったのか、
やがて、WOWOWでの全26話放送が実現したのは
自然な成り行きと言ってもよいかもしれません。


 テレビ東京で放映されたのは、おもに「子供向け」のアクション&ギャグ路線
(要するに「ルパン三世」風) のエピソードでしたから、
「カウボーイビバップ」の世界が、実はそれほど単純なものではなかったことが明らかになったのは
やはり、WOWOWでの全話放送の時点ということになるのでしょう。


 洗練された画面と、たくみにリンクした音楽。
 個性あふれる登場人物(&犬)たちと、そして何よりも、バラエティにとんだ魅力的なストーリー。

 美少女もロボットも出てこない、
最近の流行に、あえて背を向けたようなアニメーションではありましたが、
終盤に近づくにつれて、どんどん面白くなっていく物語が
大きな話題を集めることになったのは、無理もないところでしょう。

 というわけで、この続きはまた次回

(画像は、メディコムの「スタイリッシュ・コレクション」シリーズより「スパイク・スピーゲル劇場版」人形)

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 他のブログを見ていて、気づいたのは
どうやら、このブログは、一回あたりの記事が長すぎるということ。

 自分は「映像世代」ではなく「活字世代」なので
どうしても画像ではなく、文字で説明しようとしすぎるようです。

 ということで、今回からは、一日あたりの文章をへらし、
そのかわり、書こうと思っていることを、何回かに分けて書くことに挑戦してみます。


 で、本題はここから。

 自分で言うのもヘンですが、私は「活字世代」と書いたわりには
結構、テレビドラマを見ている方かもしれません。

 そして、いま、お気に入りなのは「タイガー&ドラゴン」
 話数によって差はありますが、笑いだけでなく、時には涙を誘われたりもして、
なかなか良く出来たドラマだと思います。
 (前作の「マンハッタン・ラブストーリー」では、ものすごく笑わされました)


 そんな私が、この10年間に見たテレビシリーズの中で、いちばん好きなのが、
「カウボーイビバップ」というアニメーションのシリーズ。

 ということで、この続きは、また次回に。

(「続き」を読むときには、画面右上の「次の記事へ」をクリックしてくださいね)

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 しばらく続けてきた「ウルトラシリーズ」関連記事も、ひとまず今回で一段落。


 ということで、今日のタイトルは 「さらばウルトラマン」

 もちろん初代「ウルトラマン」の、最終回の放映タイトルです。


 私が初めてその放送を見たのは、おそらく小学校中学年あたり。

 夏休みか何かで、母方の実家に滞在していて、たまたま再放送されていた最終回に
出会ったときのことだったと記憶しています。


 なぜ、そこまで詳細に覚えているのかといえば、小学生の私にとって、この番組は、あまりにも衝撃的だったから。

 いまでこそ、主人公の死によって締めくくられる番組は、それほどめずらしくはないものでしょう。

 しかし小学生だった私にとっては、ヒーローの死、ましてや、無敵だと思っていたウルトラマンが
ゼットンに負けて死んでしまうという展開は、まさに驚愕以外の何ものでもありませんでした。

 焦燥と不安と興奮との入り混じった、その感覚を思い出すと、いまでも胃の底のあたりがジーンとするくらいで、
はやりの言葉でいえば、一種の「トラウマ体験」と呼んでもいいのかもしれません。


 実は、このほかにも、ウルトラシリーズでは、たとえば
「スノーゴン」という怪獣に「新マン」がバラバラにされるといった
現在では絶対に作られることがないであろう衝撃的な場面が、しばしば描かれています。

 しかし、そうしたシーンを見たからといって、当時の子供が残虐な行為に走ったということは
特になかったように思うのですが・・・


 それはともかくとして、今回ご紹介するのは、メディコム・トイ「RAH」シリーズより「ウルトラマン・Aタイプ」

 最終回に登場したのは、もちろん、「君にも見える!ウルトラの星」の回でも触れた、「Cタイプ」のウルトラマン。

 いまでは、ウルトラマンといえば、この「Cタイプ」のマスクを思い浮かべる人も多いでしょうし、
私自身も子供の頃は「Aタイプ」の顔は、何となく怖い感じがしていたのですが、
年を経るにしたがって、いつのまにか、ウルトラマンといえば
「Aタイプ」と思うようになってきたのですから、不思議なものです。


 ちなみに、メディコムのウルトラマン人形は、顔には「100点」を付けても良いと思うのですが、
上腕がやや太すぎるのと、独特の体型を再現するために入れた「インナーバスト・パーツ」のおかげで
ちょっと「なで肩」気味である点を引くと、総合で「80点」といったところでしょうか。

 あとは、銀色のスーツ生地が、かつてのRAH「キカイダー」や「キカイダー01」を
彷彿(ほうふつ)とさせるものなのですが、それらは塗料の剥離がひどいことで有名な製品だったので、
ウルトラマンも、やがてボロボロになってしまうのではないかという点が、最大の心配ではあります。

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 書いた記事がたまって、どんどん見づらくなってきたので、ブログのトップページを新しくしてみました。

 ほかの方はどんな感じにしているのかと、いくつかのブログをまわってみたのですが、
人によって、ブログ画面もずいぶんちがうものですね。

 中には、どうしたらそんなふうに表示できるのか、まったくわからないページもあって、
ブログ世界はなかなか奥が深いです。


 ところで、今日のテーマは「帰ってきたウルトラマン」

 「ウルトラマン」を「怪獣ドラマ」、「ウルトラセブン」を「SFドラマ」とするなら、
「帰ってきたウルトラマン」は、やはり「人間ドラマ」ということになるでしょうか。

 特に「第1クール」と呼ばれる最初の13話は、恋あり、涙あり、葛藤あり、スポ根あり、
さらには人生の先達(岸田森、演ずる坂田健)の渋いセリフや、MAT隊員同士の嫉妬まであって、
それまでの「怪獣番組」から、さらに一歩、先に進んだ感さえあったのでした。

 視聴率が予想外に低迷した結果、大人向けに近いこうした内容はその後、全面的に見直され、
後半のストーリーは対象年齢をやや下げたものになっていくのですが、
それでも、この「帰ってきたウルトラマン」には、後年、「傑作」と呼ばれることになる
いくつものエピソードがちりばめられているのは、知る人ぞ知るところでしょう。

 「平成ウルトラシリーズ」のファンなら、「ティガ」=「セブン」、「ダイナ」=「マン」、「ガイア」=「新マン」と考えれば
それぞれのシリーズの雰囲気も、つかみやすいかもしれません。
(でもやはり、「恋」という観点から見ると、「ティガ」=「セブン」+「新マン」かも)


 ということで、今日取り上げるのは、タカラ「正義の味方」シリーズより「帰ってきたウルトラマン」

 曖昧な記憶で申し訳ありませんが、たしかこの「正義の味方」人形は、
岸田森自身が脚本を書いた「光怪獣プリズ魔」の回の中でも、
怪獣の内部に閉じ込められた(侵入した?)「新マン」として
ミニチュア撮影に使われたのではなかったかと思います。


 ただし、画像の人形は、ご覧のとおり、とても状態が悪いもの。

 どなたか、赤い模様の部分の色は落とさずに、白い部分(本当は銀色だったのですが)だけをきれいにする方法を御存知の方は、いらっしゃらないでしょうか。

ここは、さまざまな 「おもちゃ」 にまつわる
「役に立たない?ミニ情報」 や 「ひとりよがり!な採点評価」 などを
思いつくままに、書きつづったページです。

ホームページ更新情報

『変身サイボーグ記念館』 ホームページ
http://henshincyborg.g2.xrea.com/
は、タカラの 『変身サイボーグ』 シリーズと
12インチの 「キャラクター・アクションフィギュア」 にまつわるページです。

HP最終更新 : 2019年6月16日

2019年2月4日
*Yahooジオシティーズのサービス終了にともない
XREAサイトにホームページを移転しました。

2019年2月19日
平成版&復刻版「サイボーグ」「ワルダー」等の各記事、追加しました。

2019年4月25日
変身サイボーグシリーズ「雑誌広告」展示室、追加しました。

2019年6月1日
変身サイボーグシリーズ「全アイテムリスト」、「サイトマップ」等、追加しました。

2019年6月16日
「変身セット展示室」、各「変身セット」の画像と説明を追加しました。




勝手に「ベスト3!」

自分で勝手に選んだ、これまでの 「お気に入り記事 ・ 自己ベスト (ワースト?) 3」 です。
ランキングは、気まぐれで入れかわるかもしれません。

https://livedoor.blogimg.jp/henshin_cyborg/imgs/6/5/65ca7351.gif


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おもちゃ関連記事

https://livedoor.blogimg.jp/henshin_cyborg/imgs/a/0/a08d4008.gif
「ウルトラ」シリーズ 特集





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 久しぶりのブログなので、今回は話題を変えて、「変身サイボーグ」と「ミクロマン」について。

 最近は「新ミクロマン」シリーズが元気一杯で、玩具店の棚には、色とりどりの新しい「ミクロマン」たちが並んでいます。

 これだけたくさんの新製品が発売されるところを見ると、新シリーズはかなりの成功を収めているのでしょうが、「変身サイボーグ」ファンとしては、「ミクロマン」ばかりが人気者になるのは、すこし寂しい気がしないわけではありません。

 サイボーグもミクロマンも、同じタカラのSF玩具シリーズなのだから、どちらもたいして変わらないではないか、という声も聞こえてきそうですが、サイボーグとミクロマンでは、それぞれのファン層が、実は微妙に違うようにも思うのです。

 変身サイボーグがブームを呼んだのは、ほんの2~3年だったのに対して、ミクロマン・シリーズは20~30年もの間、新製品の発表が続いてきました。
 もちろん、両方ともに好きだという人もたくさんいるのでしょうが、そうした結果、サイボーグファンは、どちらかといえば「狭く深く」なる一方で、ミクロマンのファンは「すそ野が広く、世代的にもかなりの幅がある」ように思えるのです。


 私自身は完全な「サイボーグ世代」で、子供の頃には、ミクロマンにはそれほど興味はなかったのですが、にもかかわらず、この両者には、心にくいばかりの共通設定があるのも、また事実です。

 たとえば、「ロボットマン」(写真は復刻版)は、胸にミクロマンを搭載できる、ミクロマンシリーズの一品として販売されたものでした。
 しかし、このロボットマンの腕は、サイボーグシリーズの「サイボーグジャガー」などにも付けることができますし、なにより、ロボットマンの頭脳は、サイボーグ1号の脳の一部をクローン培養(!)して作り上げたものとされているのです。

 いろいろなファン層を取り込もうという、巧みな商法だといえばそれまでかもしれませんが、こうしてまた今日も、サイボーグファンの財布のヒモは、タカラによって、ゆるめられてしまうのでした。

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 「ウルトラQ」「マン」「セブン」までのウルトラシリーズで育った子供たちを「ウルトラ第1世代」とするなら、「帰ってきたウルトラマン」でウルトラシリーズに親しみ始めた子供たちは「ウルトラ第2世代」と言ってもよいでしょう。

 私にとって、初めてリアルタイムで見た記憶があるのは、実は「帰ってきたウルトラマン」。
「マン」や「セブン」は後になってから、再放送を通じて見るようになったというのが本当のところです。

 どのシリーズで、初めて「ウルトラマン」に親しむようになったのかは重要なところで、自分が理想とする「ウルトラマン」のあり方は、最初に出会ったウルトラシリーズにかなり影響を受けるのではないでしょうか。

「帰ってきたウルトラマン」がどういうシリーズであったのかは、あちこちに書かれているので、ここでは詳しくは触れません。
 しかし、自分にとっての理想の怪獣が「レッドキング」でも「キングジョー」でもなく、画面に登場してからわずか数分であっけなくやられてしまった「アーストロン」であるなら、その人は、まぎれもない「ウルトラ第2世代」と断言してもさしつかえはないでしょう。


 というわけで、今日ご紹介するのは(アーストロンではなく)、タカラ「正義の味方」シリーズの「MAT隊員」。

 「正義の味方」は、「変身サイボーグ」に先行して発売されたシリーズで、衣装の作りもむしろ豪華であるため、ショップでは「サイボーグ」の「変身セット」よりも高い売値で並んでいることが多いようです。

 ただし、写真の「MAT隊員」だけは、なぜかあまり人気がなく、「サイボーグ」シリーズの「MAT隊員」(これはかなりのプレミア品)よりも手に入れやすいのが、ありがたいところ。

 顔は「正義の味方」シリーズの人形に共通するもので、新マンに変身する「郷秀樹隊員」にはほとんど似ていませんが、隊員服などは、当時としてはかなり良く出来た商品だったのではないでしょうか。

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