『変身サイボーグ記念館』 ブログ

このブログは、タカラの「変身サイボーグ」シリーズを中心に、12インチのアクションフィギュアを紹介する
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2006年04月

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いまから何年か前に
ブリスター・パック入りのフィギュアが
ブームになったことがありました。


私自身は、未開封のまま飾っておくよりも
取り出して、実際に動かしてみたい方なので、
開封することはおろか
台紙が曲がっただけでも価値が激減するような
ブリスター・フィギュアシリーズは
あまり好みではなかったのですが、
そんな私をも「ブリスター・ブーム」に巻き込んでしまったのが
写真のフューチャーモデルズ「デビルマン」シリーズでした。

韮沢靖さんのデザインも
造型師の人たちの造型も
とにかく大人っぽくて、かっこよく、
新作のフィギュアが出るのを
毎回、楽しみに待っていたのを覚えています。


ただしブリスター・フィギュアの欠点は
とにかく広い保管場所が必要なこと。

典型的なウサギ小屋(ちょっと古い?)である我が家でも、
空きスペースの減少とともに
フューチャー・デビルマンたちは
次々に開封され、
ほとんどが小さな棚の中に
押し込められてしまったのでした。


それでも、どうしても開けられないブリスターというのはあるもの。

写真の「デビルマン」と「アモン」は
リペイント・バージョンのミステリーフィギュア
(食玩のシークレットのようなもの)だったのですが、
手に入れるのが結構大変だったこともあって
どうしても開封することができず、
いまでもパック内に収まったまま
こうして飾られているのでした。


いつか、彼らがブリスターを突き破り
自由な空気を吸いに出てくる日は
はたして、やって来るのでしょうか。

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前回の記事では、
「キングワルダー2世」は
タカラ伝統の「マグネモジョイント」を採用している
と書きました。


マグネモジョイントとは
「磁石」と「鉄球」を組み合わせて
可動させる関節構造のことですが、
このジョイントは
マグネロボ(「鋼鉄ジーグ」が有名)やミクロマンなど
数多くのタカラ玩具に採用されてきました。


そして、せっかくワルダーに
「マグネモジョイント」が付いているのだからと、
近所の中古玩具店で買ってきたのが
上の写真の「マグネロボ」(ミクロマンシリーズ)でした。

(当時は、ミクロマンシリーズの人気が底辺にあった頃で
未開封でも300円くらいだったと思います。)


マグネモジョイントの利点は
パーツの分解や組み合わせが自由なところ。

そこで、早速この「マグネロボ」を利用して
作ってみたのが、
下の「フルアーマード・キングワルダー」


これは一番お手軽なカスタム例ですが、
マグネモジョイントには
鉄製品なら何でも付くので、
ワルダーの肩や背中から
ナイフやフォークを生やしてみるのも
面白いかもしれません。

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今回ご紹介するのは
1999年にタカラから発売された
「キングワルダー2世」です。


平成の新「変身サイボーグ」シリーズのひとつである
「サイボーグ99」の敵役として販売され、
設定では、かつての「キングワルダー1世」の
息子ということになっていました。

当初は、写真の「ワルダージェネル(紫)」のほか、
「マグマ(赤)」「エビル(青)」「シャドル(黒)」が
販売される予定だったようですが、
残念ながら、売れ行きが伸びず
「青」と「黒」は発売されないままに終わってしまいました。


ヒジやヒザは二重関節で、可動範囲も広く、
タカラ伝統の「マグネモ・ジョイント」も採用された
意欲的な商品だったのですが、
やはり人気が出なかったのは
そのあまりにもマッチョな体型が
かつてのサイボーグやワルダーのイメージとは
かけ離れたものだったせいなのでしょう。


なお、画像左側の手に装着された「ストレスガン」
(ちょっと「ベルセルク」風)は、
「この銃で撃たれると
心の中にある悩みや悲しみが無限に増幅され
1週間以内に自殺に追い込まれる」という
世にも恐ろしい武器だそうなので、
くれぐれも撃たれないように気をつけましょう。

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